終焉へと向かって
ブログの更新が滞りがちになっておりまして申し訳ございません。
コマプレスイベント担当、高城です。
もう日付がかわって23日、早いもので明後日にはイベント本番です。
そんな最近、コマプレスが何をしているかと申しますと、
皆既日食もなんのその、「fold」発行およびイベントに向けて、毎日四苦八苦しております。
こんなときほど短い時間で癒しを・・なんて思う高城ではないのです。
こんなときほど爆音で音楽を聴いてぶっ飛びたくなるのが心情、いや信条です。
現在も敬愛するTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを聴きつつこちらのブログを更新しております。
なぜTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTか。
お察しの方も多いでしょうが、昨日ギターのアベフトシさんがお亡くなりになったからです。
最近本当に様々な方が続けざまに他界しておりますが、私が最もコミットしていた方は間違いなくアベさんで、
昨今売れているバンドにはミッシェルやブランキーみたいな毛色のものは少なくて、
大学時代はバンドをやっていたのですがたった2,3歳年下なだけで彼らの音楽を聴いている人は
ぐっと減っていたりして、なんだかひとつの時代の終わり、みたいなものを感じてしまいました。
他界したほかの様々な方を省みても、世代交代が行われるような時期が多ジャンルで起きているのでしょうか・・。
しかし42歳は早すぎます。
今日はささやかな祈りをこめて、オールナイトでミッシェルを聴きたいと思います。
ゆるやかにやわらかに確実に変質し崩壊していくのを止める術をもたない私たち。
喜びや悲しみや苦しみという「生きている」証を与えてくれるのが時であるという事実と同時に、
否応なく存在するもの全てを「死」という終焉へと向けて誘っているものも時なのです。
どうせ全てにいつか終わりがくるのならば、紅茶を飲み干して幸福そうに笑いながらそれを待ちたいものです。
そういう待ち方をできるのはきっと人間だけなのだから。
目次予告編
どうもこんにちは、本日はコマプレスにかわってフィンランドからムーミンがお伝えします。
…というのは嘘で、相変わらずid:saebouなのですが、これは実はコマプレス屈指のイラストレーターである横山さんが、雑誌の編集会議の合間に描かれたムーミンのイラストです。
今日は雑誌目次を正式公開しようと思います。
Editorial i 雑誌「fold」の創刊によせて
Section 01 | Response 1-8 アンケート企画「時と雑誌と私」
A4 紙片・全8 枚
寄稿:飯沢耕太郎、岡田利規、小崎哲哉、金氏徹平、栗原裕一郎、後藤繁雄、木幡和枝、シトウレイ、柴幸男、柴川敏之、菅付雅信、杉本博司、仲俣暁生、藤井貞和、藤森照信、 保坂健二朗、matohu、三中信宏、宮島達男、山本貴光、178773(全21 組)
Section 02 | Interview
B5 冊子・20 ページ
1 演出家・岸井大輔インタビュー
8 世田谷美術館館長/美術評論家・酒井忠康インタビュー
14 詩人・吉増剛造インタビュー
Section 03 | Column & Review 1
A4 紙片・全6 枚
1失われる「小さな記憶」―現代における電子媒体の発達と情報保存の危機 文:北村 紗衣
3 「杉本博司 歴史の歴史」展レビュー 文:横山 由季子
5 雑誌考① 『an an』と堀内誠一 文/ 地図:大池 惣太郎
Appendix 01 | Epigraph 時にまつわる引用句集
カード1 枚(全30 種) 001-030Appendix 02 | Postcard 時をおくる絵はがき
絵はがき3 枚 「時間の中の都市―北仲①〜③」Appendix 03 | Recipe 時を想起するレシピ
レシピシート1 枚 「寺田寅彦のシュークリーム」
豪華メンバーによるアンケートとインタビュー企画の他、横山さん特製イラスト(ムーミンよりさらにパワーアップしています)つきレシピや、写真家の星野太さん(id:Hoshinoさん。こちらに写真あり)が撮って下さった写真、大池君とデザイン班手作りのお洒落な地図など充実した内容です。興味がおありの方は是非コマプレスにご連絡を!
今日は、id:saebouです。
7/15をもちましてトラックバックキャンペーンは終了いたしました。みなさまご協力ありがとうございました。
当選者の方にはご連絡を差し上げましたので、出欠などについてお早めのお返事をよろしくお願いいたします!
第10回GrASP! 年次大会プログラム
今日は、id:saebouです。本日は出たがりなことに、編集局メンバーである北村紗衣…というのは何を隠そうこの私ですが…が出席する学会のお知らせです。
7/18(土)の10:00〜12:00にかけて、駒場のアメリカ太平洋地域研究センターというところでGrASP!という名前のアメリカ文化関係の研究会が行われるのですが、マドンナの"Like a Prayer"に関するセッションでコメンテーターをつとめます。実は何を隠そう北村紗衣という人は17世紀イギリス演劇が専門でマドンナとは何の関係もない…のですが(いや本当は14の時からの付き合いですが)、人手不足なのか(?!)呼ばれました。
自分で宣伝しておいてこういうことを言うのもなんですが、Fold編集局メンバーは雑誌編集以外にもいろいろ頑張って学術活動やら芸術活動をやっております。Foldは今までいろいろなことに興味を持ってきた編集局メンバーの活動の一種の集大成ということになると思うので、どうぞ皆さん我々の無駄に幅広い活動に温かいご支援をお願いします!
マドンナ"Like a Prayer"ビデオ
日時:2009年7月18日(土)午前10時〜
場所:東京大学駒場キャンパス 14号館2階 アメリカ太平洋地域研究センター会議室 地図
第1セッション (10:00-12:00)
平野邦輔(東京大学大学院)
「変化するマイノリティ・アイデンティティの境界:日系アメリカ人市民協会と同性婚の事例から」 報告要旨
コメンテーター:Hugo Cordova Quero(上智大学大学院修了)
増田和香子(日本女子大学大学院)
「マドンナの『越境』−Like a Prayer分析−」 報告要旨
コメンテーター:北村紗衣(東京大学大学院)
荒木慎也(東京大学大学院)
「美術教育における留学生のアイデンティティ形成について」 報告要旨
コメンテーター:百瀬陽子(武蔵野美術大学大学院修了)
ランチセッション (12:15-13:45) ※昼食をご持参ください。
「グラ卒!:GrASP!卒業生たちのキャリア形成」
〜院生生活からの「卒業」のプロセスとその後の仕事について〜
第2セッション (14:00-15:30)
島本マヤ子(大阪大学大学院)
コメンテーター:藤田怜史(明治大学大学院)
久保浩樹(京都大学大学院)
「アメリカの対外政策決定過程における議会・政党要因―ケネディ・ジョンソン民主党政権の対外援助政策の事例研究、1961〜1968年」 報告要旨・Abstract
コメンテーター:梅川健(東京大学大学院)
第3セッション (15:45-17:15)
佐藤晶子(大阪大学大学院)
「アメリカの産学連携:理想的な産学連携事業モデルが構築できるか否か」 報告要旨
高良育代(東京大学大学院)
“Reviving the School Lunch: Alice Waters and School Lunch Reform in Berkeley, California” Abstract
コメンテーター:牛渡亮(東北大学大学院)
創刊記念イベント「un-fold vol.1」開催のお知らせ
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《un-fold》vol.1.「雑誌」と「時」――語り直される時間
(「fold」創刊記念トークイベント)
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【日時と場所】
2009 年7 月25 日( 土)18:00 〜 21:00
於 東京大学駒場キャンパス18 号館ホール
【入場料】
1000 円(特別割引900 円) 参加者には「fold」創刊号(通常1000 円)を1 冊贈呈。
(特別割引につきましては下記をご覧ください。)
【内容】
《第一部》時を超える創造(レクチャー編)
出演者:
杉本博司(現代美術作家)
matohu(まとふ)(服飾デザイナー)
《第二部》文化の編集と場の生成(対談編)
出演者:
後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター/京都造形芸術大学教授)
木幡和枝(アートプロデューサー/東京芸術大学教授)
(司会進行 fold編集部)
夏の夜、駒場にて、時をめくる雑誌「fold」の記念すべき創刊を、一緒にun-foldしませんか?
※ 席数に限りがございますのでご予約されることをお勧めいたします。
■予約方法:ご予約はメールに「1.お名前 2.メールアドレス 3.使用可能な電話番号 4.チケットの枚数」をご記入の上、下記のアドレスまでお申し込みください。
event@fold.jp(fold編集部イベント係)
■特別割引:当日以下のいずれかの写真をお持ちいただくと入場料を100 円引きいたします。
- 引き出し -石に刻まれた言葉 -棄てたくても捨てられないもの
写真はメールでも受け付けます。メールでの送信をご希望される方は事前にご相談ください。
■交通案内:京王井の頭線「駒場東大前駅」東大口目の前
(正門から18 号館ホールまでの道のりは当日看板の案内が出ます)
渋谷駅から 京王井の頭線(吉祥寺方面行き)3 分
下北沢駅から 京王井の頭線(渋谷方面行き)2 分
雑誌「fold」について
【雑誌の企画趣旨】
情報が溢れる現代社会のなかで散逸しかけている過去の記憶や歴史の蓄積。それら古いもの(old)の新しさを、時を越えて現代に呼び覚まし、紙片をFolderに折り込む(fold)ように丁寧に収集・整理して読者のもとへと届けることを目指す。これが雑誌「Fold」の理念です。
【発行者:コマプレス】
コマプレスは、東京大学駒場キャンパスを拠点とした課外活動に付随する印刷・製本・発行などの作業を共同で行うために立ち上げられた私家版印刷所(プライベートプレス)です。
駒場キャンパス内の施設を利用し、小回りのきく、身軽な形式を採用した、小規模ながらもアクチュアルな出版活動を展開します。
【編集メンバー】
東京大学、総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論学科で開講されている授業、「表象文化論実験実習1:エディトリアル・デザイン研究」の受講生によって構成されます。
fold公式サイト→ http://fold.jp/
雑誌「fold」創刊記念トークイベント 《un-fold》vol.
渉外黒澤です。
皆様、如何お過ごしでしょうか。
本日もしくは明日は、日本標準時制定記念日のようです。
1886年の今日、東経135度が日本の標準時と決められて、次の日に公布されました。
そして、兵庫県明石市が日本の時の中心地になったのです。
時がある場所によって整頓されるって、面白いけどなんか不思議です。
さて、最近私どもの雑誌に興味を持ってくださる方々がますます増え、渉外担当としては誠に嬉しい限りです。
以前から予告をしていた創刊記念トークイベントに関してもかなりのご期待をお寄せいただき、
フライヤーの設置を快くお許しくださったいくつかの書店、ギャラリー、ショップの方々には、
この場を借りてコマプレス一同、心よりお礼申し上げたく存じます。
また、ネット上でもいくつかのサイトで宣伝をさせていただいており、幸いなことに予約数も順調にのびています。
ご関心を寄せてくださる皆様には、ただただ感謝するばかりであります。
もちろん予約無しでも、当日に思い立ったらお越し頂けるような、気軽なイベントではありますが、
予想以上の反響を頂いております故、事前のご予約をしていただければこちらとしても大変有り難く存じます。
以下に、以前よりも詳しいイベント情報を掲載致しますのでご一覧ください。